こんにちは!
元ブックオフ店員で現役せどらーのおいしょーです。
今回のテーマは
ブックオフの商品に貼ってある値札シール
について解説していきたいと思います。
値札シールがあるのは、
購入者がその商品がいくらなのか確認するため
のものですよね。
けれど、値段以外に関しては
店員・店舗向けの情報が多いです。
ここが分かるとせどりの場合、
何を優先してリサーチすればいいのか見えてきます。
そのあたりを今回解説していきたいと思います。
2種類の値札シール
まず、ブックオフには2種類の値札シールがあります。
小槌シール
小さいシールにジャンルコードと値段が記載
41 ¥550
これを解説すると
141という数字がブックオフでは
単行本のジャンルコードにあたります。
文庫は121、新書は131、少年コミックは112
など決まっています。
本はすべて最初1から始まるので
下2桁の41で店員さんは分かります。
では値札にこの41ってなぜあるのか?
それは店員がレジ打ちのときに必要だからです。
小槌シールの場合は
店員は必ず手動でレジ打ちします。
141→550→個数とレジ打ちするわけです。
実際に私もそうやってレジ打ちしていました。
だから、レシートには本のタイトルではなく
単行本 ○○円と記載されます。
せどり経験者は、
レシートにタイトルがない商品を見たことあると思います。
それは小槌シールを手打ちか
インストアシールのバーコードを読み取ったかの違いです。
もともとブックオフはこの小槌シールしかなく
手動でレジ打ちするのがベースでした。
せどりをする人なら
このジャンルコードは覚えておいたほうがいいですよ!
それは【単行本(141)は全品半額】
っていうセールがあった場合、
手に取った本がセール対象なのかどうか
迷うことがあるからです。
そんなときはシールに141の記載があれば
セール対象だということを
店員さんにいちいち聞かなくても分かります。
また、小槌シールは
ブックオフにデータがない商品や
値引きするときに使われることがあるので
初心者の人は
小槌シールを中心にリサーチするだけでも
効率は上がると思います。
インストアシール
大きなシールに値段以外の多くの情報が記載
小槌シールが手動に対して、
インストアシールは自動で発行される値札シールです。
基本的には全国共通のシールと思っていいです。
そのシールには数多くの
店員に向けた情報が記載されています。
↑の画像にあるインストアシールだと
ジャンルコード | 141 |
タイトル | C++でつくる〜 |
作者名 | 鈴木晃 |
本の発行年月 | 2018.02 |
シールの発行年月 | 2023.08 |
本ジャンル | 情報、通信、コンピュータ |
見出しコード | 1211-08-01 |
店員さんが棚に補充するときは
一番下の見出しコードを参考に補充します。
ジャンルごとに棚にはポップ(見出し)があります。
その見出しがあるから
お客さんは探しやすいんですね。
その見出しにはすべてコードがあります。
見出しの下に数字があるのが分かりますか?
(上の画像をクリックするとわかるかと思います)
店員さんはその棚にある
見出しのコードを探して補充するんです。
店員さんも本を見ただけでは
ジャンルまでは分かりません。
(もちろんある程度は分かりますが)
正確に補充するためにそのコードがあります。
これなら新人店員でも簡単に補充ができます。
私が店員時代はCコードと言われる本に
記載されているコードをもとに補充していました。
お客さんが見やすい棚づくり&新人店員が補充しやすいシール、
それがインストアシールになります。
他にもその商品の価値や
どのように商品を売るべきかなどの情報も
インストアシールに記載されています。
例えば、価値の高い人気商品と分かれば、
店員さんは値引きして売ろうとしないはずです。
けれど、その商品に価値があるのかないのか
店員さんは判断つかないんです。
それは、本の商品数が多すぎるためです。
特に、新人や経験が浅い店員さんは
まったく分からない。
ブックオフは
そんな価値の高い商品はなるべく相場で売りたい。
だから、価値を知らない店員に向けて
シールを見れば分かるようにしました。
シールには30種類以上のマークがあります。
面、C、YO、V1、○、★などなど
全部意味があります。
これはすべて店員さん向けたマークです。
それをすべてこの記事で解説していますので、
良ければご覧ください。

シールの色
これは基本中の基本となる
ブックオフのシールの情報です。
私が店員のときからずっと続いている文化ですね。
ブックオフでは
3ヶ月ごとにシールの色が変わります。
1月~3月 | 黒 |
4月~6月 | 緑 |
7月~9月 | 青 |
10月~12月 | 赤 |
これはお客さんに向けた情報ではなく、
店員が在庫を管理するために色分けしています。
たとえば、9月なら青シールです。
棚に赤のシールがあれば
1年弱経っている古い商品
というのが一目で分かります。
店員は新しい商品が棚に入らないなら
古い商品を廃棄または値下げします。
(店舗にもよりますが)
その場合、このシールの色で判断しています。
実際に私が店員だったときは、
古いから値下げをしよう!
という基準がありました。
せどりをするみなさんは
シールの色で新しい商品なのか
古い商品なのか判断できる
のでリサーチの優先順位が決められます。
例えば、いまが青のシールの時期なら、
青なら最近の商品。赤なら古い商品。
赤なら1年弱経過してまだ棚に残っています。
ということは、
他のせどらーも仕入れしていないので
利益が出る可能性が低いです。
青や緑ならまだ他のせどらーが
リサーチしていない可能性が高く、
利益商品に出会う可能性が上がります。
その考えをもとにリサーチをすると
無駄なリサーチが減るので
効率が上がります。
これもシールの色を知っているからできる立ち回り
といえるので、ぜひ意識して欲しいですね。
ブックオフの値札シールについては以上になります。
ひとりでも多くの人にブックオフせどりの魅力が届くように
これからも定期的にブログを更新していきますので
チェックしてください。
では、また!